Entries by tran cong

BÀI ĐỌC SỐ 6 – N2

食の文化的側面(注1)を研究しはじめているのは欧米と日本など豊かな国々においてであり、食生活の歴史の研究の書物が自国人によって書かれているのもこれらの国々に集中している。いずれも、経済的に豊かで飢餓(注2)の恐怖をかかえていない国においてのことなのである。食が足ってのち、食の文化について考える余裕ができるのだ。食の文化について考えるのは、一時的にせよ、そのような幸せな状態にある私たちのなすべき義務である、ともいえる。それは自国のためばかりではなく、人類の共有財産として、いつか役立つ方向のものに研究が進むことを要請されている(注3)のである。   (注1)       側面(そくめん):いろいろな性質のうちの一つの面 (注2)       飢餓(きが):食べ物が足りずに飢える (注3)       要請する(ようせい):強く求める   「私たちのなすべき義務である」とあるが、どういうことか。 1 経済的に恵まれた国の食文化にしか研究する価値がないということ 2 人類の共通財産を守ることができるのは豊かな国だけだということ 3 豊かな国は貧しい国に文化的な援助を与える必要があるということ 4 食は一般的な問題だが、先進国しか研究する余裕がないということ

BÀI ĐỌC SỐ 5 – N2

   日本語学科主任殿国際交流センター長 講演者の推薦について(依頼)   このたび、日本文化への理解を深めるため、下記により日本文化に関する講演会を行なうこととなりました。 ついては、日本語学科から日本文化を専門とする教員2名を講演者として___。 なお、講演者名と略歴を6月1日(水)までにご連絡ください。   記   日時    平成23年6月21日 13時20分~17時10分 会場    国際会議ホール(図書館6階) 講演会名  「台湾から日本文化へのまなざし」 参加対象  地域観光協会役員および会員(約150名) 以上   この文章の            に入れるのにもっとも適当なものはどれか。 1 招待する予定になっています 2 推薦くださるようお願いします 3 予定している次第でございます 4 講演会に参加させてください

BÀI ĐỌC SỐ 4 – N2

熱心に勉強しているけどうまく話せないそんな人が、どんな教材で勉強しているのか聞くと、ゆっくりで丁寧な発音の音声を聞いてやっているんですね。アメリカにはゆっくり丁寧に発音する人はほとんどいないんじゃないですか。存在しない英語を聞いて覚えても 意味ないですよね。   「存在しない英語」とは何を指すか。 1 古い教科書の中の英語のこと 2 ゆっくり発音した英語のこと 3 英語学習者の話す英語のこと 4 アメリカ人の話す英語のこと

BÀI ĐỌC SỐ 3 – N2

「日本に魅力があるうちに開国を」と訴えるのは早稲田大のカワン・スタント教授(60)。米国やシンガポールなどのように、優秀なアジア人に門戸を開けば、少子化で停滞する(注1)日本は再び活性化すると主張する。インドネシアの華人で1974年に来日。東京工業大、東北大で博士号を取得したが、日本で研究職に就けず米国へ。 93年に日本に戻り、新設大学の教授になったが、やる気のない学生であふれていた。「人間ほど大事な資源はない。日本にはほかに資源がないのに」。以後、日本の教育に警鐘を鳴らし(注2) 続け、昨年8月に2冊目の著書「感動教育」を出版した。 「日本の学生は非常に内向き。留学生をもっと受け入れれば違う国の人の意見はこんなにおもしろいのかと気付くはずだ」   (注1)停滞する(ていたいする):物事が先に進まなくなる (注2)警鐘を鳴らす(けいしょうをならす):注意して警告する   スタント教授の主張にあうものはどれか。 1 日本に留学や就職をする外国人を増やす努力をすべきだ 2 優秀なアジア人の留学生は新設大学に入学させるべきだ 3 日本の学生は内向きにならず、もっと海外留学すべきだ 4 経済を活性化するためにはアジア諸国と貿易するべきだ

BÀI ĐỌC SỐ 2 – N2

花粉症とうまく付き合う 春が訪れ、過ごしやすい季節になりました。しかし最近、( 1 )花粉症に悩まされる人が増えています。春は花粉症の季節でもあるのです。 花粉症とは何でしょうか。花粉症は花粉に対するアレルギー反応で、アレルギー体質の人は花粉症になりやすいと言われています。花粉は体にとって有害なものではありません。しかし、花粉症になりやすい人の体に花粉が入ると、体は花粉を侵入者 花粉が多く飛び季節を快適に過ごすために、花粉症の人は規則正しい生活をして、体調管理に努め、とにかく花粉に接しないようにしなければなりません。外出時にはマスクやめがねで花粉が体に入るのを防ぎ、帰宅時には服についた花粉を落としてから、家に( 3 )。 実は、今花粉症ではない人も、今後症状が現れる可能性があります。花粉症にならないようにするためには、花粉症の人と同じようになるべく花粉に接しないことが重要です。生活空間に花粉を持ち込まないようにしてください。いつ誰が花粉症になっても不思議ではありません。誰も自分には関係がないとは言えないもの、それが( 4 )です。 花粉症の人もそうではない人も、春は過ごし方に少し( 5 )。   ( 1 ) 1 そういう       2 それの          3 この季節に      4 この夏に ( 2 ) 1 このように    2 いっぽうで    3 ちなみに        4 それどころか ( 3 ) 1 入ってあげるのでしょう        2 入れてあげましょう 3 入れるのでしょう                4 入りましょう ( 4 ) 1 規則         2 有害          3 花粉症         4 抗体 ( 5 ) 1 気をつけてみたらどうでしょうか。 2 気をつけたほうがいいのでしょうか 3 気をつけているそうです 4 気をつければよかったです   LTN2P10D03C01 夫がいたころは、枝豆大好きだった夫から、「店に出ているかぎり毎晩でもいいから」と言われて、夕食にゆでたてを出していた。晩酌(注1)がまずくなるからと、昼食も控える(注2)ときもあったくらいで、ましておやつに枝豆など考えられなかったであろう。その習慣で私も枝豆は夕食のものと思い込んでいた。 独りになってからの私は、一人でお酒は飲まないので、いつの間にかおやつに枝豆を食べ始めた。冷やした枝豆の味も覚えたのだが、同じ枝豆でも、お酒と一緒のときと、ひたすらお豆を楽しんで食べるときの味は別のように思う。環境が変わると、ものの食べ方まで変わるものなのだと気がついた。 […]

BÀI ĐỌC SỐ 1 – N1

フリーライダーはなぜ発生するのだろうか。 答は簡単、「フリーライダーは得になる」からだ。 そう、合理性のみを考えるならば、できるだけ仕事はしない、押し付けられるものは全て他人に押し付ける、他人の成果は横取りする。あらゆるタダ乗り行為をする方が、個人にとっては得になる。 (一昔前の)経済学的な考え方からすると、全ての社員は「①得になる限りタダ乗りするのは当然」ということになる。 しかし、それでは会社組織は成り立たない。少なくとも、経営層や管理職には自分たちの社員や部下をタダ乗りさせないようにさせるインセンティブ(注1)が必要だ。 実は「株式会社」という制度は、そのようなインセンティブを経営者に提供するようにできている。株主は自らの利益のために、有能な経営者を求め、経営者は自分のクビを守るために、社員がタダ乗りしないような経営をしようとする。 このように、株主からのプレッシャーがあれば、経営者は自ずとタダ乗りを防ぐような工夫をするようになっている。 では、どのような工夫が必要か。最も有名でしかもシンプルな考え方は、「タダ乗り社員はクビにする」というものだ。 経済学者のカール・シャピロとジョセフ・スティグリッツは、②この前提のもと、「個人がタダ乗りを働こうと思わない、最低レベルの賃金」を企業が支払えば、タダ乗り問題は論理的に防げると論じた。 2人のうち、スティグリッツは2001年にノーベル経済学賞を受賞したことでも知られ、現在最も影響力の強い経済学者の1人である。 彼らの考え方は、「タダ乗りを働いてクビになる→ある確率で再就職」という生き方と、「タダ乗りを働かない」という生き方を比べて、後者の方が得になるならば、③個人はタダ乗りしないはず、というものである。 そのためには、企業はたくさんの給料を個人に支払えばよいが、その金額をできるだけ低く抑えることも必要となる。その金額が上記の「最低レベルの賃金」であり、これを「効率賃金」と呼ぶ。彼らはできるだけシンプルな前提から、効率賃金を予測する数学モデルを作ったのである。 これ以上詳しい話をすると、経済学の講義になってしまうので、深入りは避けるが、タダ乗りに関して、彼らのモデルの重要なポイントを挙げると以下の2点になる。 ・ タダ乗りが見つかった社員は、必ずクビになるという前提を持つ ・ 一度クビになった社員は、ある程度の確率で再就職できるが、それが低いほど、企業が払うべき賃金は少なくて済む これは、「シャピロ-スティグリッツモデル」、あるいは「効率賃金モデル」と呼ばれる有名な研究だが、現在の日本の状況についても、ある程度示唆(注2)を与えてくれるものだ。今の日本の職場で起きている大きな問題は、「フリーライダーがきちんと処罰されない」ことにある。上記モデルの大前提が満たされていない。   (注1)インセンティブ:物事を行なう意欲を向上させる動機のこと (注2)示唆:それとなく教えること   1 ①「得になる限りタダ乗りするのは当然」とあるが、どうしてか。 1 社員は最小限の労力で最大限の利益を得ようとするはずだから 2 経営層や管理職による指示なしには社員は動きようがないから 3 合理性を追求する行動は社員全員に認められた権利であるから 4 株主によるプレッシャーがあるとタダ乗りができなくなるから   2 ②「この前提」とあるが、どのような前提か。 1 フリーライダーを解雇するという前提 2 タダ乗り問題は解決できるという前提 3 タダ乗りには対策が必要だという前提 4 経営者が様々な工夫をするという前提   3 ③「個人はタダ乗りしないはず」とあるが、なぜそういえるのか。 1 誰もがより良い生き方をしようとするはずだから 2 得にならない選択をあえてするとは思えないから 3 もともと働いていなければクビにもならないから 4 再就職をすることが難しい制度になっているから   4 この文章で筆者が主張していることを以下の文のようにまとめるとき、下線部には何が入るか。 フリーライダーが発生するには理由がある。それは、______ からだ。 1 企業の最低レベルの賃金が高すぎる 2 フリーライドが許される環境にある 3 会社に有能な経営者や社員がいない 4 タダ乗りが見つからない場合が多い

BÀI ĐỌC SỐ 2 – N3

生物にはふしぎな力がある。例えば、植物は生きる力がとても強い。切り取った茎を土にさしておくだけで、あっという間に元の大きさに成長することもあるほどだ。動物にも似たことが起こる。トカゲのしっぽやかにのはさみは、なくなると新しく生えてくる。しかし、人間の指はなくなると、二度と元には戻らない。ただ、髪の毛や手の爪は切ってもまた伸びる。このように、生物には切り取られた体の一部を、元に戻す力があるのだ。    生物のふしぎな力とは、どんなことだと言っているか。 植物がとても早く生長できること。 動物にも植物と同じ力があること。 なくなった体の一部が元に戻ること。 人間にない力を植物が持っていること。