BÀI ĐỌC SỐ 48 – N2
地域や文化によって言語が違うように、音楽も違います。 誰が聞いてもすぐ分かる違いは、リズムです。リズムには、「1・2・3、1・2・3…」と3つずつの拍で進む3拍子や、「1・2、1・2…」と、歩くのちょうどいい2拍子など、さまざまなリズムがあります。これが文化によって違うのです。 たとえば、日本の伝統音楽には3拍子がありません。3拍子は馬に乗って生活する文化で作り出されるリズムだと言われています。日本人も馬に乗ることはあり ましたが、生活の中心ではありませんでした。日本人の生活の中心は昔から農耕でした。だから、日本の生活には一歩一歩2本の足で歩く2拍子がよく、3拍子 は使われなかったと( 1 ) 。 また、音楽も違います。音楽 ( 2 )、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」という7つの音の階段のことだと思う人も多いでしょう。しかし、それは、ヨーロッパという地域の音階です。地球上の音楽のすべてが、このような7音階できているのではありません。 たとえば、アジアには5つの音階を使う地域が多いです。日本もその仲間です。もっとも、同じ5音階でも、高さが同じ音とはかぎらないので、5音階といっても、地域のよっていろいろです。 ( 3 )、ここまでのことを頭に入れて、「音楽は世界のことば」というよく使われる宣伝文句の意味を考えてください。この言い方は正しいでしょうか。 ( 4 ) は明らかです。 今、世界でもっとも広く使われている言語は英語だといっていいでしょう。その英語を使えば、だいたいどこの国に言ってもコミュニケーションがとれます。しかし、( 5 ) 、単純に「英語は世界のことば」と言えるでしょうか。 音楽も同じことが起こっているということなのです。 (1) 1 考えました 2 考えられています 3 考えるでしょう 4 考えましょう (2) 1 というものは 2 にしては 3 にしても 4 というと (3) 1 さて 2 とにかく 3 なお 4 まず (4) 1 正しいもの 2 正しいこと 3 正しくないもの 4 正しくないこと (5) 1 だからこそ 2 だからといって 3 そればかりか 4 そればかりに